土を食べていた日本人
小学生のころ、同じクラスの女の子に絵の具を食べる子がいました。群青色の絵の具を食べて青くなった舌をいまだに覚えています。
人間はいろんなものを食べます。
○喰土の谷 地図の風景
(http://www5a.biglobe.ne.jp/~kaempfer/map-hanashi/tietoi.htm)
「食べられる土」というアイヌ語の地名から食土文化の調査へ。
土料理のレシピもありました。
そのウフトウリの乾燥させておいたものを一晩水につけておき、さっとゆでて、 5、6cmに切る。一方、ハハ(黒百合の鱗茎)は、ゆでてつぶしておく。ホマ(鮭や鱒の卵)もほぐしておく。それぞれの量は、ウフトウリ1、ホマ1、ハハ1/2が目安である。下ごしらえが済んだら、ウフトウリにハハを入れて、獣脂(オットセイかアザラシの脂)を少したらし、よくかき混ぜ、これにホマを入れてると出来上がりである。
長野県小諸市には「テングノムギメシ」というものがあるそうです。天然記念物。
テングノムギメシについて。
○天狗のいわれ 伝説の飯綱三郎天狗
(http://www.ngn.janis.or.jp/~murenisi/iroiro/tengu/tengu.htm)
ちなみに、飯綱三郎天狗が配ったといわれている食べられる砂(学名テングノムギメシ)とは、明治時代中頃まで飯綱山の山の上にあった麦飯に似た菌類で、飯砂と呼ばれ、食べていたそうです。この「飯砂の山」から飯綱山という名前がついたという考えもあります。
○天狗の麦飯
(http://w1.avis.ne.jp/~murata/tengunomugimeshi1.html)
上に乗り体を揺らすと、スポンジに乗ったように地面がわずかですがゆれます。手で触れてみるとやわらかく、ゼラチン質(この表現が良いかわかりませんが、手で触れると‘くにゅくにゅ’しています。) で湿りけがあります。食べてみると味も香りもありません。ここの自生地も、以前に比べると少なくなっているようです。
味噌土とも呼ばれていたそうです。写真もあります。なんかあんまりうまそうではありませんが。とんぶりみたいな感じでしょうか。飢饉・凶作のときに食べていた、という話もあるようです。
○信州蔵市 - ケーキ
(https://www.valley.ne.jp/~kcp000/bc/cake_order.html)
天狗の麦飯(チョコマドレーヌ)
〈洋風駄菓子 菓曜日・長野市〉
ココアを練り込んで焼き上げたマドレーヌです。飯綱の豊かな黒土をイメージして作りました。
テングノムギメシとはあまり関係なさそうですが、食べものつながりということで。
○X51.ORG : 健康の秘訣は土食いにあり 中国(http://x51.org/x/03/10/1430.php)
取材によれば、彼女は8歳の時に土と泥の味に開眼、以降一日一度は泥料理を食べないともはや我慢ならない体になってしまったという。
泥料理……。
空気を食べる。
あるいは、なにも食べないひとたち。
○X51.ORG : 何も食べず、何も飲まない人々 - 人は不食で生きられるか
(http://x51.org/x/05/01/1506.php)
調査でジャニ氏は数日間に渡って完全な監視体制が敷かれた部屋に入り、水や食料を摂取せず、更には排尿、排泄さえも行わずにそこで暮らしたという。
環境にやさしいジャニ氏。
地球を食べる。
土の話に戻ります。
○アフリカ諸国の情報 −取材、イベントコーディネイターからの情報発信−
(http://www.nishi-shinjuku.net/~africa/existence.html)
マーケットに、土塊が並んでいる。聞いてみると妊婦がこの土を食べるそうだ。昔から妊娠すると蟻塚の土を食べ続け、中毒症状のようになるアフリカ人女性たちがいたという。
○ジオファジー?「土」を食べる?(http://www.rinrei.co.jp/earth/d_02.htm)
一説には、亜鉛や二価などの金属イオンが不足すると味覚が変化し、土食症という、土を食べたくなる症状が出るといわれています。
土食症は幼児に多いそうです。
いろいろと食べる。
こんなページもありました。
○体験ねんど1(http://www2.neweb.ne.jp/wd/tutikui/taikenki/clay01.html)
ねんどを食べてみるシリーズ。生で食べたり、焼いたり、茹でたり、漬けたり。ほかにもいろいろとへんなものを食べておられます。
おなじサイトから。
(http://www2.neweb.ne.jp/wd/tutikui/tutinabe/az/tuchinabe_az_geophagy.html)
1997年に驚くべき事実が明らかになったのです! AP通信の記事によるとカナダの科学者2人がノースカロライナ、中国およびジンバブエで土を調査した結果、それが栄養価が高いと断言した。
ただし、ひどく汚れているかもしれないのでむやみに食べるなとの事。
サプリメントにして売るといいかもしれません。