森昭雄教授主演テレビ映画
こういうZAKZAKみたいなネタをやるところばっかりになるから、ジャーナリズムはランキングで支配しちゃだめなんだよなと思うんですが。
これ→○運転士、異常行動“ゲーム脳”の特徴
ZAKZAKは与太新聞だからしかたがないとしても、聞かれて答える森昭雄は教授としてどうかという問いかけすらする気にならない。もはや自意識が異常に肥大してしまって、足元とか見えなくなっているんでしょうか。小田普脳になったのか、あるいはこれこそ森昭雄脳なのか。
話はすこし変わって。
あるところで画像を見かけて思い出したこの文章。
『コラムの冒険』(小林信彦)から(強調部分は傍点)。
しかし、これをリメイクした連中がいる。物好きというしかないが、さすがにテレビ映画で、主演がダリル・ハンナである。一九九三年の製作で、日本ではビデオ発売された。題して――、
「ダリル・ハンナのジャイアント・ウーマン」
これ、ビデオ屋でひっぱりだこなんですね。
何度行っても<レンタル中>、そのうちにテープが切れてしまったと店の人がいう。
別な店で借りてきたが、これはもう、
<「スプラッシュ」のあのダリル・ハンナが巨大なビキニスタイルになる……>
という邪劇以外のなにものでもない。
ダリル・ハンナはもともと大柄で、いつも少し猫背になっている。それが50フィートになったらどうなるか。
おもしろそう。うまい文章です。
森昭雄版(赤字は改変部分)。
しかし、これをリポートした連中がいる。物好きというしかないが、さすがにテレビ映画で、主演が森昭雄の自意識である。二〇〇五年の製作で、日本ではビデオ発売された。題して――、
「森昭雄のジャイアント自意識」
これ、ビデオ屋でひっぱりだこなんですね。
何度行っても<レンタル中>、そのうちに脳がキレてしまったと店の人がいう。
別な店で借りてきたが、これはもう、
<「ゲーム脳」のあの森昭雄の自意識が巨大なビキニスタイルになる……>
という邪劇以外のなにものでもない。
森昭雄の自意識はもともと大柄で、いつも少し猫背になっている。それが50フィートになったらどうなるか。
こういうことを書いているわたしはたぶん中二病。
関連:
○コラムの冒険―エンタテインメント時評1992~95 (新潮文庫)