ネットの時間を削れないひとは、情報収集の効率化なんて考えるべきではない。

from morguefile.com

暑くて気だるい。
ので、そんな感じに書きます。


ここ数日、はてなRSSはてブもアンテナもBloglinesも、ほとんど見ていません。
喉が痛いにもかかわらず飲みに行って、蛸刺しの山葵が喉にしみてしばらく声が出なくなったり、そういうのがよくないんだと思います。なににって生活に。喉の生活。


はてブRSSを併用するようになってから、巡回先が2.5倍ぐらいになった気がします(自分感覚比)。はてブでひっかるところは長文のところも多いので、時間もかかる。できれば、家族がわやわやわんわんと話し合っているところでおじいさんが
「――わしは昔、尻尾のない犬を一匹飼っておってな」
というふうに話すような、そういうわりとわかりやすくて短くて簡単なまとめを希望します。ひとのことは言えない。ここの文章もずいぶん長い。


ポイントはなにか?


【要約をしてくれるシステムはできないか】
ちがうちがう。それは食事をやめて点滴に頼るようなものだ。


【速読をおぼえるべきか】
ちがう。食事をすべてサプリメントにすることはできない。ただし、飛ばし読み、斜め読みが必要なときもある。


【ほかのひとのコメントや解説に頼るべきか】
ちがう。手助けにはなるけれど、グルメガイドをいくら読んでも自分で食べたことにはならない。いいガイドが見つかれば時間の節約にはなるものの、「グルメガイド止まり」で満足してしまう危険性もある。


手軽な方法はなかなかありません。
ネットのおかげで
「手軽に情報が手に入るようになった」
などと言いますが、手軽な情報は手軽に手に入ります。しかしそれなりの情報を集めようと思えば、ひと手間どころですみません。流し読み・速読は情報の選別に役立つかもしれませんが、「流し読みできないテキスト・細かく分析すべき情報」についてはまったく対処できません。


上に挙げたやり方はすべて「情報を圧縮する」方法です。しかしやっかいなのは

  • 情報を圧縮して空いた時間は、さらに情報を取りこむする時間にまわされる

ということです。
効率よく情報が手に入るようになると、「さらにさらに」ということになりがちです。
牛丼をまるでそうめんのようにつるつると食べることができるようになったひとが、今まで一杯だけしか食べていなかったのにさらに二杯三杯と食べるようになる。あらかじめそれだけの消化能力があればべつですが、ふつうはそうではありません。
当然、消化不良を起こします。あとに残るのは
「情報でおなか一杯」
という満足感だけ。
そしてこの「牛丼つるつる」感は現実に「はてなアンテナ以前・以降」でサイト巡りをする量が劇的に変化した、という驚きの経験として、いろんなひとのなかにあるのではないでしょうか。


じゃあどうするのか。


吉野屋にいる時間を減らす。情報を集める時間を削る。
ところが、時間を削るとよけいに効率を上げようとします。たいていのひとはネットに割ける時間が限られていて、その限られた時間を精一杯使おうとします。どれぐらいの時間を使うか、はあまり問題ではないのでしょう。
しかもネットにはそういう「効率をよくする」ツールがごろごろしています。


結論としては

  • 効率を最優先すべきではない。

というありきたりなものしかないのですが、流行りっぽく

  • スローブックマーク宣言

と言ったりしても、ま、なんだか流行りに飛びつく地方自治体のキャッチコピーみたいですが。
今のはてブに足りないものはたぶん、
取りこんだ情報をうまいぐあいに整理する手助け*1
なのかも。
とりあえず、はてブは「ソーシャル」なブックマークとしてギークなかたがたががっさがっさと情報を集めてきているので、そのなかを検索してみる、というだけでもそれなりに情報って効率よく集まるんじゃないんでしょうか。
いや、結論がないんで、オチもないんですけどね。

*1:カテゴライズとかではなくて、もっと動的な仕組みで。