絵で見る「はてなダイアリーの内輪っぽさ」の仕組み

ここではダイアリーとブログを区別せずに書く。

視線はどこへ向いている?

一般のいわゆる「ブログ」では、エントリとその書き手があって、「ブログが読まれている」とは以下の図のような状態のことを指します。左側が読み手です。

書き手が飼い主、エントリは飼い犬となります。飼い犬の足が短いのは気にしないでほしい。
これらのエントリ・書き手について言及がされる場合、以下のパターンが主なものになります。

  1. エントリにコメントをつける
  2. 書き手への言及を含めたコメント(挨拶など)
  3. エントリを元に書き手への言及(「感じ悪い」とか)
  4. エントリ同士のやりとり(トラックバック


もちろんこれがすべてではありません。

はてなの場合

さて、はてなダイアリーの場合、上記の例に加えてidトラックバックという言及の方法があります。これはほかのブログサービスにはありません。
仕組みは本文中に「id:ユーザー名」と書くだけでトラックバックが飛ぶ、というものです*1
つまり、直接書き手に呼びかけることができる仕組みなわけです。

もちろんほかのサービスでも相手のブログへの(エントリへ、ではなく)リンクを貼ることで書き手への呼びかけは可能ですが、それはトラックバックにはなりません。ここが大事。
トラックバックになるので相手にもリンクが作成され、それを(一番最初の図にあるような)第三者が見ることができます。これはいわばその関係の「見せリンク」であり、たんに一方的なリンクとは異なるものです。大げさに言えば、携帯の番号を知り合っているもの同士がそれを(シールかなにかで)見せているようなものなのです。
こうして呼びかけるひと、呼びかけられるひと、それを見かけるひと、という暗黙の人間関係がもやもやとできあがっていきます。これがidトラックバックの仕組みです。

まとめ

  • はてなダイアリーには挨拶やちょっとしたこと、つまり書き手のパーソナリティへと話しかける簡単な手段がある
  • 話しかけられた側のダイアリーにトラックバックとして記録されるので、第三者からそれぞれの関係を把握できる
    • つまりその書き手の関係を思い描きやすい



飼い主だって「犬のことばかり話してるのもつまらない」というひとも多いでしょうし、飼い主同士の話も気軽にできたほうが便利です。その善し悪しはべつにしても、このあたりに「はてなはつながりやすい」「内輪感が強い」という理由がありそうです。
idトラックバックとエントリへのトラックバックの二本柱が、仕組みとしてはてなの「内輪っぽい」感じを支えているわけです。


[ある意味][SNS]

関連

○あんたジャージでどこ行くの: はてなの中のかわず
http://metalsty.seesaa.net/article/13070791.html

シナ千代絵ときシリーズ

●シナトラ千代子 - 欠陥のあるはてな戦略防衛構想(SDIH)はもっと時間をかけて論議すべきだ
http://d.hatena.ne.jp/wetfootdog/20060131/p1
●シナトラ千代子 - 絵で見る「はてなユーザーをとりまく世界」
http://d.hatena.ne.jp/wetfootdog/20060217/p1
●シナトラ千代子 - 絵で見るWebイージス艦アルファブロガー』の全貌
http://d.hatena.ne.jp/wetfootdog/20060223/p1


[絵ばっかり][だぜ]

*1:設定で切ることもできます。