漫然とテレビ批評し続けるのは批評なんかじゃない
こちらが評判になっていたので読みました。
●分裂勘違い君劇場グループ - 劇場管理人のコメント - 漫然とハードワークし続けるのは努力なんかじゃない
(http://fromdusktildawn.g.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20060724/1153746266)
トライアル&エラーかー。
(以下、引用はすべてリンク先から)
ワーキングプアが構造的な問題だとしたら、「努力したか・しないか」は関係ないって話になる。
最初から梯子はずされてるんだから。
で、番組としては
- そういう社会構造があるんじゃないの?
- 梯子が用意されてないんじゃないの?
あたりをテーマとしているように見える。
だったら、彼らががんばっている様子を映像にしてよ。
努力している様子を映像にしてよ。
努力してるところを映像として出しても意味がない。ぜんぜんない。
なぜか?
そんなのは映像でいくら見せられてもかならず
「まだまだ努力が足りないよ」
ということを言う人間が出てくるから。
努力が足りない、と言うのはやさしい。
「おれならもっとがんばる」「おまえならもっとやればできる」などなど。
そして努力を映像にするのはむずかしい。
なぜか?
たいていは退屈な、専門的な試行錯誤だから。そしてその部分を省くと「映像にして見せてよ」と言うことになる。映像にすると「まだまだ足りない」と言う。言うのはやさしい。しかし努力はあまり見えるものではない。
さらに言えば、だれにだって想定外の事態が生じうるし、社会構造の変革がおきている時期であればそれは珍しくない。
「だれにだって想定外の事態が生じうる」ことすら想定していないfromdusktildawn氏が
普通誰でも、自分を取り巻く状況がどうなっており、その中で、自分がどういう選択肢やシナリオを取りえるのか、常日頃から考えまくってるでしょう。
と書いているのもなかなか興味深い。
たとえ「考えまくって」も、そもそも梯子がなければ井戸の底で壁を血まみれにするだけではないだろうか。
というわけで、以下の記事があまりブクマされてないのは想定外の事態であり、fromdusktildawn氏を批判する資格はwetfootdogにはない、ということがよくわかります。
●ブックマークエントリで見るはてなブックマークの歴史 - シナトラ千代子
[ブクマ乞食か!][だってけっこう大変だったから……][泣き言か!]