どうやらネットを便所だと思っているらしい落書き系ニュースサイト『J-CAST ニュース』

ネットではテキストの引用が楽なので、コピペしてエントリ書き上げたつもりなブログがとても多い。というか、引用・コピペはブログ文化の一部なのかもしれない。あたりらへんから。


エントリのなかで引用文が占める割合

引用が多い(あるいはほとんど)、というエントリを時々見かけます。
書籍やブログ、話題などの「紹介」という意味合いがある場合はともかく、通常はあまりオススメできないというか、引用ばかりで結局なにが言いたいのかよくわからないエントリなどを読むと「薄いからやめろ」とさえ言いたくなります。薄くてマズい。
で、引用部分を除いたオリジナルな文章の量と引用文の量を比べることで、そのエントリの濃度を計ることができるのではないか、と考えてみたわけです。
たとえばジュースなどに表示されている果汁▲%、みたいな。果汁では変なので、バリュー80%、とか*1


ちょうどいいサンプルがあったので、実際に計ってみました。


J-CAST ニュース』のバリューを計る

J-CASTニュース』で話題になってたものをサンプルに。
女流作家「子猫殺し」 ネット上で騒然 : J-CASTニュース
こういった記事はニュースとして書かれたものなので、状況を示すために引用が増えるのはしかたがないかもしれません。けれどもここで引用されているのは批判のみであって、ニュース記事としての公平さはまったくない。つまりこれはニュースではなく、ただの(週刊誌的な)煽り、もしくは記者の主張と見ていい。記者個人の主張であるにもかかわらず、記事の大部分を引用によって水増ししていることは以下の数字を見ればわかります。
引用部分、それに固有名詞や日時、「掲示板」「エッセイ」などの意味のない単語をすべて消去した文章の、文字数をカウントしてみた結果↓

  • 元の文章 1356文字
  • 消去後  416文字

消去後をオリジナルな文章とすると、たったの31%しかない。バリュー31%。低い。これは説明的な文章を除いたらほとんど空っぽ、ということです。で、空っぽな文章のあちこちに悪意だけが残る。これはかなり甘く見ても引用部分が「主従」の「主」であって、オリジナルな文章は「従」でしかないので、引用の要件さえ満たしていない。
こんな内容ではなんらかの「主張」をしたいがために大量に引用すること(さらには「人気ブログ」からの引用)で権威付けをし、ただ面白おかしく読者を誘導している、と言われてもしかたがないでしょう。
もうひとつ。
大毅対戦相手 「偽チャンピオン」? : J-CASTニュース

  • 元の文章 1350文字
  • 消去後  731文字

こちらは54%。わりとまともに見えるかもしれませんが、問題は

と書かれたブログがいくつかある。

全面的にバックアップしてきた経緯があるだけに、あるブログには、
「(引用者略)」
など疑問の書き込みがあるのは当然だ。

と、どっかのブログから引用しているわりにどこからの引用なのかを明記していないこと。これは最初のほうの記事でも同様のことが見られます。これらの記事はきっと学校でもあまり成績のよくない中学生が夏休みにバイトで書いているのだと思いますが、もうちょっとお勉強したほうがいいかと思います。


さて、「J-CAST ニュース : 創刊のご挨拶」には、こんなふうに書かれています。

ジェイ・キャストは企業理念の一つとして、「メディアにはそれにふさわしいコンテンツがある」を掲げています。Webにふさわしいコンテンツを提供しようというのが、j-cast.comの目標です。

どうも『J-CAST ニュース』はネットを便所と思っているらしく、ネット=便所にふさわしい落書きレベルのコンテンツを垂れ流そうと思っているらしいのですが、ネットは『J-CAST ニュース』の便所ではありませんし(だれかの便所かもしれませんが)、どちらかというと『J-CAST ニュース』が便所のニュースなのかもしれませんね。
週刊誌的な記事をすべて否定するつもりはありませんが、ネットにはすでにそういうものはいくらでもあるので、今さら後発で堂々とやってこられてもなぁという感想です。


最後は

サンプルに使った記事の文章を改変して終わりにします。

真相ははっきりしないが、『J-CAST ニュース』に不評が付きまとうのは確かだ。

はっきりしないけど確かなのだ。


[これなんて小学生新聞?]

*1:たとえばちょっと前のエントリ「亀田まとめ」などはほぼリンクと引用のみなのでバリュー0%。コーラみたいなものです。ま、コーラにはコーラの価値があるかもってことで。