ブックマーカーはどこから来て、どこへ向かうのだろう
「ブロガーの一生」みたいなのをやったので、つぎは「ブックマーカーの一生」をやってみようかと。
ブク魔道へと堕ちるはてなブックマーカー
最初はみんな、はてなブックマークのトップページを眺めています。町とか学校とかにある掲示板を見るような感じですね。
こんな感じ。
ここでつまらないと思ったひとは去り、ちょっと自分もやってみようかと思ったひと、そう、たとえばあなたは町に出て「ブクマするもの」に注意を払うようになります。
だんだんとこれが進むと
- 100文字以内にコメントを書くことで前頭葉が発達、飛び出してくる
- すばやくエントリを読むために眼球が拡大、飛び出してくる
- いいネタを拾う嗅覚もアップ、飛び出してくる
- より低い、目につきにくい場所を探るために前傾姿勢に、顔も飛び出してくる
- 器用にタグを使い分けるために口が拡大、飛び出してくる
というふうに容貌に変化が起きてきます。いわゆるスネ夫化です。
こうなるともうあとはブク魔道まっしぐら。
あなたの頭にはRSS角が飛び出してたえず電波を受信、前傾姿勢を維持する足は短く丈夫になり、食いつく力が強化されて顎はワニのようです。膨大なエントリを選び分けるその指は意外と細長く器用。
やがて立派な尻尾まで生えてきて、それを「はてぶの森」を歩くガイドロープ代わりに使うひとまで現れてきます。fav族です。なんとなく彼らに飼われているようにも見えますが、気のせいです。
こんなあなたをもうだれも止めることができません。
どうやらブクマザルに生まれ変わったようです。
もうあなたはブックマークするためにエントリを読み、ブックマークのためにネットを見るようになります。なんのためにネットをはじめたのか、そういう煩わしいことは一切頭から消え去り、井戸の底のスイカみたいにひっそり澄みきった頭でひたすらブクマしつづけることでしょう。
そういえば、わたしもそろそろこんなこと書いてるよりブクマをしたほうがいいような気がしてきました。