ハイハイハイ! とうるさい猫のイラストで見る「ソーシャルブックサービスの意味」

世の中には声のでかいひとがいますね。

一概に声の大きさとかではなく、いろんな意味で目立つひと。
で、ネットコミュニティの初期、人数が少ないときは目立つ発言があってもそれが

  • ただうるさいだけのものか
  • 目立つ(ノイズっぽい)けど意味のあるものか

の判断がしやすいものです。つまりノイズ判定がしやすい。

なので

  • ノイズを除去し
  • 視界に入る面白いもの、興味深いものを増やす

ことが比較的まだやりやすいわけです。
ところが総数が増えてくると、当然目立つ発言の数も増えてきます。
そうするとやはり、ノイズ判定がすこし難しくなってくる。

また数が増えることでノイズを発する側の敷居が下がり、ノイズも発生しやすくなる。
さらに人数が増えると、もはやどんなに大声を出してもたいていのノイズは相対的に目立たなくなってしまい、もちろん「面白いノイズ」も目立たず、全体から見ると均質化が進む、つまりそのコミュニティに対して

  • みんな似たような感じだよなぁ

という感想が出るようになります。

こうなってくると、面白いものを独力で探すのは困難になってきます。
で、ここから「面白いものをひとりひとりに申告させて共有しよう」というのが、ソーシャルブックマークサービス(SBS)なわけです。SBSを使えば「あそこにこんなやつがいたよ」といった感じで情報が集まるので、手がかりを得やすくなる。けれどもその仕組み上、やはり「声はデカくないけどちょっと面白いもの」を探すのはまだなかなか手間がかかります。複数のブックマークサービスを使ったり、ほかのひとのアンテナ・RSSリーダーを見たりしてサイトを探す手間というのも、やはり(ブックマーカーには)必要なのかもしれません。


さらに言えば、たとえばはてブのコメント欄などはだんだんと上記の様子と同じ状態になりつつあります。
相対的に一人当たりのコメントの影響力が低下しているということで、一年前に比べてもコメントでのごたごたが減った(というかほとんどなくなった)気がします。来年の春あたりには10万人ぐらいにはなっているかもしれないので、この「空気が薄くなる」傾向はしばらくつづくことでしょう。
かつてこのエントリで「お気に入りブックマーカーの選び方」として「ブックマークのコメント欄から探す方法」を提案したことがありますが、だんだんとこれも難しくなってきているのかもしれません。
[おにぎり]