Macユーザーのための「エディタではてな記法」

miはClassicのときからつづいているMac界隈ではとても有名なエディタですが、今回はそのmiをはてなユーザー向けにカスタマイズする方法を。わりと初心者向けというか、「Macはてなダイアリー用エディタないの?」な方向け。
ダウンロードなどはこちらから→○ mi - テキストエディタ
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はてな記法の入力

はてな記法を単語登録しておくと、エディタで下書きしている場合も、そうでない直書きの場合もわりと便利です。
今回はmiを使って、もう少し便利な方法を説明。
たとえば引用のはてな記法

>>
↑↓これ(ここに引用文)
<<

を使おうとしたとき、それぞれ引用文の最初と最後に入力が必要なのですが、miではキーバインドによって選択した引用文の最初と最後にまとめて文字列を入力することができます。
また、「はてな記法を単語登録したくない」というひとにはこちらの方法をお勧めします。miではモードを切り替えることによってテキストファイルの種類別に表示やキーバインドを切り替えることができるので、はてな用モードを作っておけばそのモードでのみキーバインドが有効になります。ほかのテキストを打っているときに、単語登録しておいたはてな記法が出てきていらつくこともありません。

手順

miのキーバインドというのはキーボードショートカットのことです。特定のキーを組み合わせることで

  1. 文字列を挿入
  2. スクロール、キャレット移動、編集

などの作業を簡単にします。たとえば2のほうをカスタマイズすれば、左手だけでもキャレットの移動やスクロールができるようになり、テキストの編集効率がかなり違ってきます。
で、今回は1のほうの「文字列の挿入」――つまりここでは「はてな記法の挿入」――を簡単にする方法を説明します。
まずmiのメニューで
mi>モードの設定>任意のモード
で、左側から「キーバインド」を選びます。モードはわたしの場合HTMLを使っていますが、新しくはてな用のものを作ってもいいでしょう。
つぎに(以下ヘルプから)

ctrlキー+(option/shiftキー+)アルファベット
shift/ctrl/option/commandキー+return/enter/space/tab/delete/del/↑/↓/→/←キー
shift/ctrl/option/commandキー+F1〜F12キー

などの組み合わせでキーバインドを決めますが、注意点は以下。

  • 日本語入力のフロントエンド(IM)などとのキーバインドの重複に気をつける
  • 「commandキー+アルファベット」はツールに割当てられる

組み合わせたらあとは下にある「動作」から「文字列挿入」を選び、その下の「挿入文字列」に入力する文字列を入れます。
たとえば「コントロール+Cキー」の「挿入文字列」を以下のように設定すると

((<<<SELECTED CARET>>>))

文字列を選択して「コントロール+Cキー」を押したときに、文字列が注釈記法で囲まれた状態になります。
これを

((<<<SELECTED>>>))<<<CARET>>>

とすると、キャレットが文字列最後尾につきます。最初のほうだと、文字列を選択せずにこれから注釈文を書くような場合にキャレットが二重括弧のなかに移動して便利です。
これらのキーバインドを一度覚えてしまえば、あとは記法が非常に楽になります。
ポイントは自分で覚えやすいキーバインドを考えること。

前方タグだけ入力する方法

miでは最初のタグ、たとえば二重括弧を入力してテキストを書き、閉じるところで「command+jキー」により自動的に対応する文字列(この場合「二重閉じ括弧」)を入力することもできます。最初のタグだけを覚えるか、あるいは単語登録しておくといいでしょう。
はてな記法をあらかじめ登録する必要があります。登録は
mi>モードの設定>任意のモード
で、左側から「対応文字列」を選び、必要なはてな記法を登録します。
この方法はキーバインドより簡単ですが、はてな記法では一部(引用記法など)対応してないものがあります。

おまけ(モードの切り替え)

miであなたのもっとも使うモードが「CSS」だった場合、おそらく新規ファイルを開いたときのモード設定は「CSS」になっていることでしょう。で、これをボタン一つでたとえば「hatena」モードに切り替えたいというときの方法として。
mi>モードの設定>任意のモード(この場合はCSS
で、左側から「ツールバー」を選びます。「新規ツール」→名前(この場合「hatenaモード」など)とアイコンの選択→OK→編集ボタンで、以下のように記述します。

<<<CHANGEMODE(hatena)>>>

これで
mi>オプション>ツールなど各種設定の再構成
を行えばボタンがツールバーに表示され、以降ボタンひとつでモード切替ができます。もちろんショートカットキー一発という設定もできます。
これらの記述方法はヘルプにある「ツールコマンド一覧」にあります。またあらかじめて登録してあるツールの内容も参考になるはずです。