映画化されて「どろろ」は死んだのか? 映画『どろろ』感想クリップ

27日公開だそうです。
これの評価を知りたそうな知人がいるので、巡回して評判を拾ってみました。
引用は一部なのでくわしくは引用元を読まれることをおすすめします。

演出・映像など

チープで緩慢なツイ・ハークを今の時代にやった、という感じでしょうか。ツイ・ハークなら親子の情なんてこんなにくどく描かないですが、もしかして今の高校生くらいの層は、このくらいゆっくり噛んで含めるように表現しないと、映画内で何が行われているのか理解できないとかあるのかしら・・・。それにしても映像がものすごく汚い。

テンポが微妙に悪かったり、画面がどう見てもフィルム撮りではない為、画像の荒れが目に付いたり、CGがショボかったり等々、かなりダメダメな部分が多々ありつつも、この作品を実写で映像化したその心意気に拍手。

 素晴らしい小汚さでした。最初の村見たいな所の猥雑&汚さに見た瞬間に「この絵面汚っ!」と喜びました。百鬼丸生成場面(言い方が酷いが、そうとしか言いようが無い絵面)もいい具合にグロいし、妖怪もグロい。最高じゃないか! 絵面は。
 女優の人(名前が分からん)の演技がやけくそ気味のような気がする。以後もそれをずっと感じる。

「まあ、こんなモノかな」というのが、第一印象。だけど、このクオリティなら日曜朝のシリーズ化で観せて欲しい。

ただ、多少化け物の造形がなんともいえない感じだったりというのはありました。あなたはどこのライダーに出てくる怪人ですか的な方々が。

なんか特撮っぽくて特撮っぽくて……特撮だけど、特撮っぽくて……妖怪が戦隊ものの怪人みたいで……、なんとかしろよ。物凄いワイヤーで吊られてたしね。あははは子供が好きそう。

とにかくCGがしょぼい。妖怪に関していえば、途中から手抜きかと思うほどの出来栄。そしてそんなのを全く気にならなくさせてくれる柴咲コウの芋演技(超かわいい♪)。CMでもわけわからん台詞を言ってますが、実際に映画を見続けますと、1時間くらいで「まぁいいかこれでも」という気持ちになります。まさに魔法が宿っているかのような演技です。


柴咲コウについて

柴崎コウも男のふりをするにはもう年取りすぎてて、 もっと他の役者さんのほうが面白かったかも。

きっと、妻夫木君のビジュアルが好きな人はたまらないんだろうなあと思いながら見てました。
柴咲コウはがんばったよ、うん。

柴崎コウのキャスティングに関しては、それ自体は仕方ないにしても、それならそれで、柴崎コウのビジュアルや演技力に合ったタイプに、どろろというキャラクターをシフトさせ、作品内の人物として違和感のない様にすべきだろう。漫画のキャラクターそのままに、見た目だけが柴崎コウな為、どうしても"無理をしている"としか見えず、生きた人間と感じられないのだ。柴崎コウ自身は頑張って与えられた役割を演じている事がわかるだけに、この"誰も得をしない"仕打ちはあんまりだ。


ストーリー

また,どろろの秘密も非常に軽く扱われてしまい,最後の「あと24体」というメッセージといい,脚本家は原作をまったく読み込んでいない感じ.少なくとも,原作に感動していた読者は見に行かないほうがいいかもしれない.

原作では、どろろを第2次性徴期前の子供として描き、物語のラストで少女だと分かっる仕掛けだったはずなのに、初めから女と分かる柴咲コウを「どろろ」に据えたのなら、もう少しアレンジの仕方があったのでは?


全般

3流エンターテイメント。レベルの低いお気軽作品。
基本的に、娯楽作品が好きだから、こういう趣向の映画はいい。
特に、柴咲コウのはじけた演技が良かったね。

愛すべき大失敗作。しかし同じ脚本でも塩田明彦ではなく三池崇史が撮っていたら傑作になっていたかもしれない。

 万死に値するのはこの映画の関係者! どいつもこいつもみんな死ね! この怒りは『デビルマン』以来だが、ある意味『デビルマン』よりも深いかもしれない。塩田明彦にはこの映画がクソであることを理解できるくらいの頭はあるだろうと思うからだ。


感想を見てまわった印象

こんな感じでした。

  • よい評価
    • 柴咲コウ(「配役に難があるもののよくやった」的な評価)
    • アクション
  • あまりよくない評判
    • CG
    • ストーリー(中だるみ、親子関係の要素など)
    • 原作との乖離


まとめでもないまとめ

主役のふたりが好きなひと、原作知らないひとにはおおむね好評、という印象でした。
どろろ (映画) - Wikipedia」によれば

原作では室町時代が舞台だが、映画では「賢帝歴3048年」という架空の年代が舞台となっている。

ということなので、原作に思い入れがあるひとはこのあたりを頭に入れてあまり期待せずに観たほうが(あるいは観ないほうが)いいかも。
まぁ
「こんなの『○△□』じゃねえ! ▲■先生に謝れ!」
みたいな意見は原作ものの場合にはよくあるわけですが、そういう場合は
「こんなのおれの『○△□』じゃねえ! おれに謝れ!」
とか書くほうが作り手に対しても、書き手としても誠実なんじゃないかという気はします。
べつに誠実じゃなくてもいいですが。

追記

こんな見方も。

そんな2人には「どろろ」を勧めたい。何の重さも無く、見たままの物が見たままの物しか表現していないので、思い悩む事も無い。解り易い欠点が多くあるので『あそこは変だよね!あの展開はナイよね!』と話が弾む。また、そのやりとりの反応で性格も見えてくる。

(すかさずフォローのシナトラ千代子)

関連リンク

映像や演出など、全体の感想についてはこちら
(´-`).。oO(蚊取り線香は蚊を取らないよ):どろろ 30点(100点満点中) - livedoor Blog(ブログ)
が詳しいのでおすすめ。
また原作との違いなどについてはこちら
『どろろ』 - ∀ddict
で設定や展開の相異について、詳細に検討されています。こちらもおすすめ。


あと原作についてのwikiはこちら。
どろろ - Wikipedia