学生は「一般人」ではないし、ブログが相手にする必要もないんじゃないか

一般的な話、になるけど。
http://d.hatena.ne.jp/gunzyou/20080414/p1
一般人はそこまでネットを使わない - (旧姓)タケルンバ卿日記
学生って視野が狭いというか日常のなかであんまりモノを見てない。モノを見る技術がないと言ったほうがいいかもしれない。なぜなら、まず興味の対象が定まっておらず、浅い。これの逆の、「興味の対象が定まっていて、深く突き詰める」を考えれば、そういう人たちが一般にマニアとかオタとか呼ばれ、ごく少数なのがわかる。学生というのはフラフラしているのが当たり前。これが社会人になればいくらか変わってくる*1。もちろん変わらない人は変わらない。





Webサービスとして学生を対象にするのがいいかというと、よくわからない。一般に彼らは非常に飽きっぽいので、「継続」とか「積み重ね」とかのキーワードが必要なものは向いていない。さらに言えば、彼らは実生活のコミュニティとの接続が強い*2(以下コミ充)ので、そっちにエネルギーを投入するのが当然で、社会人にありがちな孤独を感じることも少なく、ブログのようにネットのコミュニティと接続するようなサービスを必要としていない。ブログの先にあるRSSリーダSBMなんてもちろん圏外。当然メリットとか理解できるはずもない。それらを必要とする学生はやはり上記のマニア等のマイノリティ。mixiはネットのコミュニティというよりは現実のコミュニティを持ちこむのが前提なので、学生に必要とされている。


つまりネット上の学生は基本的にコンテンツ消費者だし、かといって広告で誘導するほどの経済力もない。ネットのコミュニティを必要としている学生なら、それなりに(若さゆえ)柔軟なはずなのでとくに想定する必要もない。
なので、たぶん長期的に見ると
・一般の学生を想定した改善・話題作り
とかはブログにはいらないんじゃないかなという気がする。必要があれば彼らはちゃんと順応するはずだし。ブログはコミュニティぽいものが作れる、継続できる・しやすいほうが大事だろうし、そういったマイノリティの学生も受け入れるコミュニティを充実させるほうが重要ではないか。


あとこれを一般人に敷衍すると、やはりコミ充の人というのはブログにはあまり向いていないのだろうと思う*3。だから「ネットに入ってこない人たち、とくにブログにも興味のない人たち」を敢えてネットに呼びこんだり、ブログ界隈に誘い込んだり必要はないのではないだろうか。そこまで範囲を拡げて考えなくてもいいのではないか。「たまに来る客より常連客を厚遇しろ」とまでは言わないにしても、たいして興味のない客まで呼び込むよりは必要としている客を大事にしたほうがいい気がする。
具体的には非コミ充のための居場所、つまりネットのコミュニティが「そこにあるんだ」ということを提示する、ということ。まぁはてな村とかはちょっと違うかもしれないけど。


ここで
「たとえば、サッカーが好きではない人も、スタジアムにまず来てもらうことでサッカーの面白さ楽しさをわかってもらうことが大事で……」
とか言う人もいそうだけど、ブログの面白さってのはそういうのとはたぶん違う。


とはいうものの、おれは非コミ充なオッサンとかお年寄りをもっとターゲットにすべきだと思うので、「ブログの敷居を下げる」ことには賛成です*4

*1:自分の時間が減って、興味の対象を絞る必要が生じてくるから。

*2:なんで学生がそうかというと、ごく近い年齢層、未分化の性質、自由になる時間の多さ、などが主な理由か。

*3:SNSのほうが向いている。

*4:はてブは敷居を下げるより、幅を拡げるほうが先かもしれないけど。